継手の種類も各国違う

ドイツの油圧ユニットの修理をしたことがあるんですが
ドイツの油圧ユニットの継手Oリング仕様の継手です。
日本では手に入らないので、どうするか?
管フランジをつけて、日本仕様に変えるしかないんですよ
このように、直す場合は社内で継手を自前で作ってしまう
ことが、必要なんです。
これは、アメリカ仕様、スエーデン仕様など
いろいろ必要となるんですね
したがって、いろいろな、ネジの規格を知っておく必要が
あるんです。
ですから、当社では、インチ仕様のネジや、ミリ仕様のネジ
などが切削し継手を作ることができるんです。そのようにしないと
修理ができないんです。日本は、水道関係の延長で油圧の配管も
きているので、シールテープを使うんですが。ドイツでは使わないんです。
修理するにも、機器だけではなく、その周辺の知識も必要になってくるのです。

油圧メーカーに機器の選定はしていただくが、その後!

油圧ユニットを製作するにあたっては
まず、油圧機器メーカーに当社は聞きます。
なぜ、機器の特性をしらないし、おおまかな、流れをつかむには
そのほうが良いからです。
しかし、それだけでは、油圧ユニットは組めないのです。
だって、油圧機器メーカーさんは、現場の事をしらないから、
シリンダーを組み付けるとき、シリンダーをばらすときの配管に必要な機器
また、現地の状況などを把握しないと結局は困るのです。
また、設計の計算も把握しておく必要もあります。
その後の方が大変です。

配管作業は、現場の作業環境を見なくては!

先日、大きな機械の配管工事をしました。
実は、下見をしないで、シリンダーを交換する際、失敗したことがありまして
今回はそのことについて、話をしたいと思います。
焼却場の、ごみ収集用の爪のシリンダーを交換することになり
下見をしないでいきました。(下見の費用をいただけなかったので)
そこで、まず、特殊な継手がついていて、取りつかない。
(これは、下見していれば、わかるかも!)
次に、ものの大きさと、取り外し方が予想とちがったこと
(これも、下見していれば、わかるかも!)
次に、現地の管理者の、工程がわからない。ニュアンス「感覚」
(これも、下見していれば、感覚はつかめます。)

下見費用がもらえないのはしかたないけど
現場としては、下見はしたいですね。現地で慌てないためにも!