誉、太平洋戦争中、中島飛行機が作ったエンジンです。
諸元については、専門家やその他の人に任せるとして、私が
一番すごいと思ったのは、このエンジンはクロムモリブデン鋼
鍛造品であったことです。
零戦に使われていた栄(エンジン)は、ジュラルミンです。
私も、クロムモリブデン鋼を多く加工しますが、粘るし硬いです。
あの当時、このエンジンをどのようにして加工したのか興味が
湧きます。
そこで、切削屋さんは一度見てほしい。
「満ち溢れる名古屋三菱十五年」のサイトを!!
エンジンを作る過程でどのように苦労されたのか?
今、削りに関わる者として苦労が本当によくわかるサイトでした。
『先人の人達ありがとう』と言いたくなります。
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作成者アーカイブ: daishin-eng.com
三八式歩兵銃の話
以前ある社長さんとお話をしていて、銃の話になりました。
その時、「軍用銃の中で命中率の高いのは、三八歩兵銃なんだよ」と
言われ、えっ!!私は歴史の太平洋戦争時、ガダルカナルの攻防戦の
際、三八歩兵銃の責任かと思い、なぜ変えなかったか疑問になりました。
実は、日本そのものの思想『一撃必殺』にあったんですね!!
私達設計に携わる者は、その思想が合うかどうか見極める必要が
あると思います。
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エネルギーの強さについて
E=m(CxC)「Cの2乗」は、アインシュタインが発見した一般相対性理論に
おける公式です。
エネルギーは物体の質量と光速の2乗に比例する。
実は、衝撃荷重の停止する計算をしまして、10m/sも物体を
静止させるのにとてつもない緩衝材が必要でした。
昔、木星に惑星が衝突した際、話題になりましたが、
直径10㎞の惑星が地球に衝突したら?
光速で向かって来る物体のエネルギーは、とてつもないものだと
改めて思い知らされました。
また、エネルギー保存の法則で、すべが熱に変わるのですから
5000℃以上になるよなー!?そして、人類は暮らしていけないよなー
と思いました。
人は生かされているんだと思いをつのらせました。
接着の話について
実はこの前、接着の専門家の話を聞きまして、接着剤とは
物それぞれが持っている吸着力を助けるのが役目なんですね!
両面を研磨した物を重ね合わせると、取れなくなるように
吸着力が最高潮になると、接着剤もいらないんですよね。
だから物の表面は、吸着力の弱さや状態によって使い分ける
必要があり、だから多種に渡りあるんですね!!
ただ基本的につける物の表面はきれいにする必要は
あるんですね。
接着の話とはちょっと違うかもしれませんが、義歯でも良い
義歯になるとピタッとくっついて取れなくなるんです。
本当の自分の歯のように、これこそ隙間がなくなり個々の
吸着力が成せるワザではないでしょうか?
少し為になる科学の話でした!!
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NHKスペシャルを見て!
もう随分前になりますが、NHKスペシャル『電子立国日本の自叙伝』を
くぎづけになって見たことを、今も思い出しております。
当時、当社でも電子開発をしていました。まぁそれとは関係ないですが。
一番感動したのは、技術というものの苦しみ、生み出すことの苦しみ
ですよね!!
今は大きくなったNECや東芝でも、半導体では苦しんでいるんです。
シャープの液晶でも、陽の目を見るまでには随分苦労したようです。
(簡単にしか書けないが!!)
でも、このNHKスペシャルで理工系の学生が戻ったそうです。
技術はやはり魅力のあるものなのだと思いました。
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技術は不滅です!
実は、技術とは経験がものをいいます。
今後やはり若い世代になっていった時、経験だけは若い世代にも真似は
できないと思います。
ただ、どのように若い世代に興味を持ってやってもらうか、そして昔のように
見て覚えろ!!では少し時代に乗っていけない気がします。
しかし、技術とは泣いた数でもあるので、苦しんでいる時にいかに楽に
させるか(気持ちの問題、でも体力の問題でも)そのフォローの方が
大切なんだろうなーと思います。
体力のない高齢者の方々、あなた達の技術は不滅です。
ただ、分けてあげる心も必要なのではないかなー!!
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若い頃の私の勉強法!
今日は、技術の勉強法についてどうしてきたか?
人前で公開することではないのですが・・・
実は若い頃、とにかく本を買いました。給料の半分は、工学書を
買い込みました。その時は目を通しておいて、時々仕事で“あっ!”こんなこと
書いてあったと思いおこしては、そのたびにもう一度よく読んで、あ~そうなのか?
と、やっていました。
ただ勉強することは、自分でどのようにするかまず考え、どこがわからないのか
考え、頭を整理し、そしてわからくなったら少しほっておく、そうすればそのうち
わかるようになるものだと思いました。
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真実の道 技術編
最近、中国の食品に対する問題が、相当深刻になっています。
例えば、『赤い黄身』を作る為に、アヒルに工業用染色材を飲ませたり、
『カニの高級食材』を作る為に、死んだカニを使ったり(週刊ポストより)、
このような心を中国では黒心というのだそうですけど、技術についても同じ
なんです。コストを下げることは大切だが、人命を尊ばないコスト制限は
いいのか?
日本にも、黒心はあるように思います。黒心は、いつか会社をダメにする。
吉野家を再建する時、ある弁護士はモラルを徹底したそうです。
技術はごまかせない、真実は一つなのです。
黒心を捨てて、まず、安全であること。技術屋として、とても大切なことで
あると思うのですが!!
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特許を出そう!!
最近、特許の出願を進めていますが、みなさんに特許の自作を薦めたいと
思います。
なぜかというと、一つには特許自身は商品化できない限りお金にならない。
二つ目は、発明した物の長所・短所の説明は自分が一番わかっていること。
この点から、自分で進めるべきだと思います。
ただ、弁理士は必要ではないかというとそうではありません。
一つには、商品化が見込めて他社が参入してきそうな場合には、お金を
出しても頼むべきです。
理由は、手続補正書を書いていただく必要があります。
これは、出願審査の過程で発生する把握通知を、再度出しなおす手続です。
以上のことから自分で出す、または、弁理士に頼むなりして
“特許を出そう!!”
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“究極の選択”さあどちら?
今日は、技術のブログにはふさわしくない会話から始めたいと思います。
実は、従業員の一人が体調を崩しまして、しかし仕事は詰まって
来ている。まあ、外注に出したりと調整はしますが、今回ばかりは
社内でやるしかない様子!
そんな時、あなたならどうする?
納期を遅らせてもらって、無理をしないようにやってもらう?
or 何が何でもヤレとはっぱをかける?
『技術は人なり』と私は思うのですが・・・
ちなみに私は前者を選択しましたが~
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